episode.1
荒れ果てた大地の先に、
豊かな大地の姿を夢見て
野菜づくりをスタートさせたのは2008年のことです。
まったく初めての野菜づくりに挑戦するきっかけとなったのは、ある時に目にした荒れ果てたままの田畑。農業従事者の高齢化が進み、働き手が減る一方で、地域の耕作放棄地は増えるばかりでした。
その地域の現状を垣間見た時、「これからは農業だ!」と野菜づくりへの挑戦を決心したのです。
今やその美味しさを
多くの人にお楽しみいただけるようになった葱王ですが、
その誕生にはさまざまな方々の
お心づかいやご協力がありました。
episode.1
野菜づくりをスタートさせたのは2008年のことです。
まったく初めての野菜づくりに挑戦するきっかけとなったのは、ある時に目にした荒れ果てたままの田畑。農業従事者の高齢化が進み、働き手が減る一方で、地域の耕作放棄地は増えるばかりでした。
その地域の現状を垣間見た時、「これからは農業だ!」と野菜づくりへの挑戦を決心したのです。
episode.2
しかし、農家さんにとっては、耕作放棄地とはいえ先祖代々守り続けてきた大切な財産。見ず知らずの私たちに、土地を貸していただける方はなかなか見つかりませんでした。そんな窮地を抜け出すことができたのは、雪かきやお祭りへの参加など、長年にわたる地域との交流でいただいた“ご縁”でした。
地元の有力者の方が親身になって相談に乗ってくれ、やっとの思いで土地をお借りすることができました。しかし、その土地は農地ともいえないような木々が生い茂る荒れ地。野菜が作れる土地にするために、来る日も来る日も、手作業で木を切り倒し、根を掘り起こし、ようやく農地として整備できたのは3ヶ月後でした。
episode.3
ネギを育て上げるには1年の月日がかかります。そして、その育て方は土地ごとに異なります。たとえある土地でうまくいった栽培方法であっても、違う土地の風土に合わなければうまく育ちませんから、スタート当初は試行錯誤の連続でした。
経験豊富な地元農家さんに聞きながら、その土地に合う栽培を模索。土からこだわり、化学肥料を減らし、サンゴやミネラル酵素、納豆菌を配合した肥料を使うなど研究を重ねました。
また、質の高いネギを育てる方法だけでなく、収穫からお客様のもとに届くまでの出荷工程にもこだわり、通常では消費者に届くまで約6日間かかる工程を自社で一元化、新鮮なまま翌日には届けられるように努力を重ねました。
episode.4
今では地域の他の農家さんからも「いいネギだね」と褒めてもらえるほどの商品を育てられるまでになりました。現在では、埼玉県内を中心に約25ha以上、約70軒の農家と提携させていただいています。
私たちの野菜づくりを支えてくれたのも、地域の方々の“心”です。だからこそ、今後も地域の心を大切に、お客様の心に響く野菜づくりを進めていきます。そして、その心を、未来を支える若者にも届けていきたいと考えています。
この土地でいただいた恩を、今の若者たちの教育のチャンスを広げる活動へ。私たちの野菜づくりへの挑戦は、これからもまだまだ続きます。